映画「10ROOMS」に込められたメッセージとは

実際の街、店舗が映画の舞台

トリップショットホテルズ・コザのプロデューサーの島袋です。

いよいよ11月18日(金)より弊社制作の映画「10ROOMS(テンルームス)」が公開されます。

この映画はトリップショットホテルズ・コザの客室と、ホテルズのある通り、沖縄市中央パークアベニューが舞台。実在する施設や店舗で4つの物語が交差するオムニバス映画。

映画制作の目的は沖縄市コザをPRするためです。

 

 

 

 

70年の歴史が通りの価値

そこで、僕と映画のプロデューサーである弊社のシゲさんは、舞台となる沖縄市中央パークアベニューの価値や魅力をあらためて見直すことにしました。

もちろん、沖縄市コザの魅力は米軍基地の門前町として成り立ってきた異国情緒。しかし、それは沖縄市コザの全体なテイストなので、通り独自の魅力を再検証したのです。

その結果僕らが見つけた沖縄市中央パークアベニューの価値は「70年の通りの歴史」でした。

 

 

 

 

 

通りが迎えた二度の転機

誕生から70年を迎えるこの通りは、これまでに、二度大きな転機を迎えています。

米兵相手に商売をするためできた通りは、1960年代のベトナム戦争期をピークにアジア屈指の夜の繁華街として賑わいます。

しかし、1972年の沖縄本土復帰を機に米兵相手の商売からの脱却を余儀なくされます。

当時はセンター通りと呼ばれていましたが、1985年に沖縄市中央パークアベニューと名称を変え、現在の白いアーケードが印象的な日本人向けのショッピング通りに生まれ変わります。

 

 

 

通りの歴史を新たな価値へ転換

沖縄市中央パークアベニューは華麗に生まれ変わり県内随一のショッピング通りとなります。

しかし、パークアベニューに再び時代の変化が影響を及ぼします。

大型店舗やネット販売の出現で、販売環境が変わり、街から人手がどんどんいなくなっていきます。

また大きな転換期を迎えている通りですが、歴史が創ってきた独特の景観や文化を「観光」という価値へ転換しようと模索しています。

トリップショットホテルズ・コザの取り組みもまさにそうです。

 

 

 

 

 

繁栄と衰退、そして希望。それがメッセージ

僕らは、通りの70年の歴史の栄光と衰退、そして次の希望。それこそが通りの魅力と感じました。

映画「10ROOMS」のロゴに表記されている正式名称は「ライズ&フォール パークアベニュー & THE 10ROOMS」。訳すると「パークアベニューと10ROOMSの栄枯盛衰」です。

映画の4つの物語の主人公たちは、みな心に傷を持っていますが、未来に向かってもがいています。そう、それは通りがたどった光と影を表しています。

「10ROOMS」は、沖縄市中央パークアベニューのこれまでの歴史、そして希望を暗示させる。そんなメッセージがこもったエンターテイメント映画になっています。

ぜひ、ご覧ください。

 

 

 

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