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石鹸工房 ラ クッチーナ

広報・ 平田 遥

 

那覇でも北谷でもなくコザで開業

トリップショットホテルズ・コザのフロント「プレイヤーズ・カフェ」のお隣で、ケーキ屋さんのような装いで営業されているのが「石鹸工房 ラ クッチーナ」さん。沖縄の素材を使用したハンドメイドソープの専門店で、県内ではパイオニア的な存在。

16年ほど前に沖縄市中央パークアベニューで開業し、今では、那覇にも店舗があり、北中城村には工場があります。県内の有名ホテルでも商品が使用されており、県外にも多くのファンがいる人気店。

そんなラ クッチーナさんが、なぜ那覇でも北谷でもなく、沖縄市のこの場所で開業されたのか、広報の平田さんにお話を伺いました。

 

チャレンジできる雰囲気の街

代表の遠山さんは県外のご出身で、沖縄にやって来てショップを開ける前から沖縄市中央パークアベニューに住んでいらしたそうです。コザで暮らしているうちに、来訪者を受け入れてくれる文化を感じ、ここなら新しい事にチャレンジできそうだと思い開業。そんな寛容なコザの雰囲気を平田さんも日々営業しながら感じているそうです。

沖縄市コザは、戦後に米軍基地ができ、そこに働き口を求めて県内外から多くの人が集まってきた場所。成り立ちからスタートアップの街なので、今でも人を受け入れ、チャレンジを応援する気質は残っているのかもしれません。

コザからの撤退も考えたが…

ラ クッチーナさんが開業された頃から、沖縄市コザは徐々に活気を失っていきます。特に6〜7年前は、街自体がとても厳しい状況だったそうです。代表の遠山さんはコザからの撤退も考えたそうですが、この場所にラクッチーナさんの商品を求めてやって来るお客様の事を考え営業を続けたそうです。しかし、その窮地を乗り切るためにWEB販売に力を入れ、それが今の県外からの多くのファン獲得に繋がっています。

今ではこの通りの顔となっているラ クッチーナさんですが、その誕生と躍進をそっと支えていたのは、コザの街が持つベンチャースピリッツかもしれません。