オーナーの

ライフスタイルから見える

コザの街・人気商品

 

シアタードーナツ  ／  豆ポレポレ センターサウンドストーリー ハングルーズ  ／  石鹸工房 ラ クッッチーナ

豆ポレポレ

代表・ 仲村良行

 

老舗レストランが、珈琲の焙煎工場に！

白いカプセル型のアーケードが印象的な商店街「沖縄市中央パークアベニュー」。かつては沖縄県有数のショッピングエリアで、人気のアパレルや雑貨店、飲食店などが並んでいました。今では対面販売を行う店舗が減り、空き店舗も目立つ通りになりましたが、トリップショットホテズ・コザのように、かつての店舗を活かし、新たなチャレンジを行なっている業種も増えています。

ご紹介する仲村さんも通りに新たな息吹を吹き込んでいる一人。スペシャリティーコーヒー専門店「豆ポレポレ」の代表です。本店は沖縄市の泡瀬にあり、沖縄市中央パークアベニューの通りには2016年から焙煎工場を設けました。その工場がユニークで、元々は、Aランチの発祥地と言われている人気飲食店「ニューヨークステーキ」だった店舗。ニューヨークレストランの内装の雰囲気を生かしつつもモダンなテイストでデザインされた空間は、工場というよりも欧米のカフェを思わせます。

 

「コザを盛り上げたい！」が飛び火

工場というと、郊外にあるイメージですが、なぜ商店街の中に構える事にしたのかお聞きしました。

本店同様に沖縄市内で物件を探していたそうですが「焙煎時の煙を吐き出す煙突の掃除ができる物件」という条件があり、なかなか合致したものが無かったそうです。そんな中、沖縄市中央パークアベニューで店を構えていた友人らと話をしているうちに、彼らの「コザを盛り上げていきたい」という気持ちが飛び火し、自身もこの通りに工場を構えたいと思うようになったそうです。

そこからは街のネットワークを活かして、今の物件を紹介してもらい、スムーズに工場オープンとなったそうです。課題の煙突掃除も、外階段がついている三階建なので充分に対応できます。これも商業用に造られた物件ならではのメリットです。

みんな自由でチャレンジしている街！

「コザを盛り上げたい」という思いが飛び火したという事ですが、それもそのはず、仲村さんも沖縄市コザの出身で、この通りは地元も同然。幼い頃、賑やかだった記憶も残っています。当時は憧れの場所だった通りに、まさか工場を持つとは思わなかったと語る仲村さん。また、これを機に、街を盛り上げていきたいとも話してくれました。

そんな仲村さんから見たコザの魅力は「みんな自由で、何かしらにチャレンジしている。そして、さらに周りがそれを容認してくれるので、居心地がいい。」とのこと。さらに、街の中で頑張っている人が多いので、そこから刺激も貰っているそうです。

仲村さん自身もまさにチャレンジャー。そんな仲村さんだからこそ、よりコザのベンチャースピリッツを感じとっているのでしょう。新しく動き出したこれからのコザの街が楽しみです。